【佐賀e'イベント】佐賀城下ひなまつり~玄米食おひさま(自然食/佐賀県佐賀市) [佐賀県]
昨年はじめて訪れた「佐賀城下ひなまつり」に今年も行ってきました! 今年のテーマは「まちなか全部がひなまつり」。土・日・祝日は周遊バスが運行、快適にまちなかを散策しながら各所で行われる催しを楽しめてひなまつり気分を存分に味わえます。
「ひな人形?あんまり興味ないな」という方、いえいえひな人形だけじゃないんです。 城下町佐賀で育まれた工芸や食文化など、すべてを一度に触れることができる中身の濃いぃイベントなんです。期間中は大勢の地元の方々が出迎えてくださり、いろいろお話できるのも楽しいところ。 佐賀を訪ねるなら「佐賀城下ひなまつり」期間中がおすすめです!
ということで、今回ははじめに「佐賀城下ひなまつり」の様子をご紹介します。
【メイン会場】歴史的建物が集まる「佐賀市歴史民俗館」
「佐賀城下ひなまつり」のメイン会場の一つ、「佐賀市歴史民俗館」。〇〇館、という名称のイメージとは異なり、佐賀に残る歴史的建物を移設して集められた一帯をいいます。歴史的建物を一軒一軒訪ねながら、それぞれの建物の展示や催しを楽しむことができて、散策そのものを楽しめる解放感があるのがお気に入りです。
こちらは「旧古賀銀行」。明治18年に設立された銀行で、大正8年頃には、九州の5大銀行のひとつに数えられるまでに成長したそうです。現在の姿は大正5年当時の姿を復元したものです。
入口から入ってすぐ、左側の部屋では人形作家の江口美千代さんの作品「ほのぼの人形」が展示されています。表情豊かな人形たちに見入ってしまいます。
旧古賀銀行の1階メイン会場ではからくり人形の実演が。幼少の頃にからくり人形、成人して無尽灯などを発明、その後佐賀鍋島藩の精錬方で蒸気機関や反射炉などを開発し、晩年には現在の東芝の前身となる田中製造所を設立した「からくり儀右衛門」こと田中久重にちなんだ催しです。
そのお隣には「シシリアンライス」が評判のカフェレストラン「浪漫座」さん。ひなまつり期間限定メニューもありお客さんでいっぱいです。
旧古賀銀行の創設者の住宅が「旧古賀家」。町屋ながら武家屋敷様式を取り入れた明治時代の実業家の邸宅を会場に、佐賀藩の袴の文様である「鍋島小紋」を染め上げた衣装をまとったおひなさまが展示されます。残念ながら撮影禁止なので、ぜひその愛らしい姿を会場でごらんください。
こちらは旧三省銀行。明治15年に設立された銀行で、開所当時は一般の銀行業務ではなく米相場取引を主に扱ったそうで、銀行っぽくない?伝統的な蔵造りの外観なのはそのせいかも。こちらでは、日本に残る希少な手織緞通、「鍋島緞通」とひなまつりと題した展示が行われています。
中には高価な鍋島緞通がぜいたくに敷き詰められ、木綿のしっとりした風合いを踏みしめながら、手織実演やひな飾り、鍋島緞通の展示を楽しめます。
鍋島緞通を代表する吉祥紋、「蟹牡丹」をあしらった緞通を敷き詰めた場所で休憩できる贅沢!
旧牛島家は佐賀城下に残る最古の町屋建築。ここでは鍋島藩精錬方の流れをくむ伝統工芸「肥前びーどろ」や、300年以上の歴史を持つ手漉き和紙・肥前名尾和紙の展示や佐賀の銘菓・お土産などが並びます。
「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」会場でお土産として購入した「肥前びーどろ」は、今も僕の愛用品。型をいっさい使わない、宙吹きガラスならではの自然なわん曲をもつ「肥前びーどろ」。規格外となった品を格安で求められる展示会では器をひとつひとつ手に取り、自分の手に馴染むものを探す特別な楽しみがあります。
「肥前名尾和紙」さんでは、紙漉き体験にも参加して大いに楽しみました。 名尾の地で原料の栽培から行う紙漉きの仕事には重労働を伴う数々の工程があり、紙の厚みの調整にも非常に繊細なタッチが必要だそうで、試行錯誤の日々だそうです。そんな思いがこもった、美しい手作りの和紙をじっくり眺めることができます。
こちらは佐賀の禅宗の僧として50代まで過ごした後、京都に上洛し煎茶をもてなしながら卓越した問答で京の文化人を魅了したという「高遊外売茶翁」が京都東山に開いた通仙亭にちなんだ建物です。
こちらを運営されるNPOの方々と、当時の京の通仙亭さながらに、お茶を一服しながら売茶翁のこと、ひなまつりのこと、佐賀のこと、いろいろな話を楽しむことができます。
・・・佐賀錦のおひなさまや丸ぼうろ製造実演など、まだまだ会場&みどころはたくさんあるのですが、あとは会場に足を運んでいただくことにして、予告済の「豪華ランチ」へと進みましょう!
【ひなまつりランチ】玄米食おひさま
旧古賀銀行の向かいにある、旧古賀銀行の社宅として使われたという「旧中村家」。こちらには評判の自然食レストラン「玄米食おひさま」があります。昭和初期に考案された「マクロビオティック」と呼ばれる自然のものを、ありのままにいただく、という思想で作られるヘルシー料理を楽しめるお店です。
ひなまつりにちなんだ食事メニューは3種類。他に要予約の会席コースもあるようです。せっかくなので、「ひなかご膳」2,100円をオーダー!
はじめに玄米炊き込みご飯とお吸い物が供されました。
こんなにキレイで美味しそうな玄米ご飯、はじめて見ました! ひなまつりらしい、華やかな雰囲気です~
おかずを待てずにひと口・・・。これは、、、本当においしい! 玄米のぷちぷち感を残しながら柔らかく炊かれてダシが染み込んだ炊き込みご飯・・・ まいりました~
「ひなかご膳」2,100円、揃いました~ ものすごくキレイで美味しそう!
ここからは余計なコメントは控えます。どうぞ心ゆくまでお召し上がりくださいませ~
あぁ、幸せいっぱいのひなまつりランチ。。。 「佐賀城下ひなまつり」でみなさまをお待ちしております~
【佐賀e'ランチNo.062】玄米食おひさま(☆☆☆☆)
佐賀県佐賀市柳町4-3旧中村家
◎◎◎いつも応援ありがとうございます!◎◎◎
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「ひな人形?あんまり興味ないな」という方、いえいえひな人形だけじゃないんです。 城下町佐賀で育まれた工芸や食文化など、すべてを一度に触れることができる中身の濃いぃイベントなんです。期間中は大勢の地元の方々が出迎えてくださり、いろいろお話できるのも楽しいところ。 佐賀を訪ねるなら「佐賀城下ひなまつり」期間中がおすすめです!
ということで、今回ははじめに「佐賀城下ひなまつり」の様子をご紹介します。
【メイン会場】歴史的建物が集まる「佐賀市歴史民俗館」
「佐賀城下ひなまつり」のメイン会場の一つ、「佐賀市歴史民俗館」。〇〇館、という名称のイメージとは異なり、佐賀に残る歴史的建物を移設して集められた一帯をいいます。歴史的建物を一軒一軒訪ねながら、それぞれの建物の展示や催しを楽しむことができて、散策そのものを楽しめる解放感があるのがお気に入りです。
こちらは「旧古賀銀行」。明治18年に設立された銀行で、大正8年頃には、九州の5大銀行のひとつに数えられるまでに成長したそうです。現在の姿は大正5年当時の姿を復元したものです。
入口から入ってすぐ、左側の部屋では人形作家の江口美千代さんの作品「ほのぼの人形」が展示されています。表情豊かな人形たちに見入ってしまいます。
旧古賀銀行の1階メイン会場ではからくり人形の実演が。幼少の頃にからくり人形、成人して無尽灯などを発明、その後佐賀鍋島藩の精錬方で蒸気機関や反射炉などを開発し、晩年には現在の東芝の前身となる田中製造所を設立した「からくり儀右衛門」こと田中久重にちなんだ催しです。
そのお隣には「シシリアンライス」が評判のカフェレストラン「浪漫座」さん。ひなまつり期間限定メニューもありお客さんでいっぱいです。
旧古賀銀行の創設者の住宅が「旧古賀家」。町屋ながら武家屋敷様式を取り入れた明治時代の実業家の邸宅を会場に、佐賀藩の袴の文様である「鍋島小紋」を染め上げた衣装をまとったおひなさまが展示されます。残念ながら撮影禁止なので、ぜひその愛らしい姿を会場でごらんください。
こちらは旧三省銀行。明治15年に設立された銀行で、開所当時は一般の銀行業務ではなく米相場取引を主に扱ったそうで、銀行っぽくない?伝統的な蔵造りの外観なのはそのせいかも。こちらでは、日本に残る希少な手織緞通、「鍋島緞通」とひなまつりと題した展示が行われています。
中には高価な鍋島緞通がぜいたくに敷き詰められ、木綿のしっとりした風合いを踏みしめながら、手織実演やひな飾り、鍋島緞通の展示を楽しめます。
鍋島緞通を代表する吉祥紋、「蟹牡丹」をあしらった緞通を敷き詰めた場所で休憩できる贅沢!
旧牛島家は佐賀城下に残る最古の町屋建築。ここでは鍋島藩精錬方の流れをくむ伝統工芸「肥前びーどろ」や、300年以上の歴史を持つ手漉き和紙・肥前名尾和紙の展示や佐賀の銘菓・お土産などが並びます。
「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」会場でお土産として購入した「肥前びーどろ」は、今も僕の愛用品。型をいっさい使わない、宙吹きガラスならではの自然なわん曲をもつ「肥前びーどろ」。規格外となった品を格安で求められる展示会では器をひとつひとつ手に取り、自分の手に馴染むものを探す特別な楽しみがあります。
「肥前名尾和紙」さんでは、紙漉き体験にも参加して大いに楽しみました。 名尾の地で原料の栽培から行う紙漉きの仕事には重労働を伴う数々の工程があり、紙の厚みの調整にも非常に繊細なタッチが必要だそうで、試行錯誤の日々だそうです。そんな思いがこもった、美しい手作りの和紙をじっくり眺めることができます。
こちらは佐賀の禅宗の僧として50代まで過ごした後、京都に上洛し煎茶をもてなしながら卓越した問答で京の文化人を魅了したという「高遊外売茶翁」が京都東山に開いた通仙亭にちなんだ建物です。
こちらを運営されるNPOの方々と、当時の京の通仙亭さながらに、お茶を一服しながら売茶翁のこと、ひなまつりのこと、佐賀のこと、いろいろな話を楽しむことができます。
・・・佐賀錦のおひなさまや丸ぼうろ製造実演など、まだまだ会場&みどころはたくさんあるのですが、あとは会場に足を運んでいただくことにして、予告済の「豪華ランチ」へと進みましょう!
【ひなまつりランチ】玄米食おひさま
旧古賀銀行の向かいにある、旧古賀銀行の社宅として使われたという「旧中村家」。こちらには評判の自然食レストラン「玄米食おひさま」があります。昭和初期に考案された「マクロビオティック」と呼ばれる自然のものを、ありのままにいただく、という思想で作られるヘルシー料理を楽しめるお店です。
ひなまつりにちなんだ食事メニューは3種類。他に要予約の会席コースもあるようです。せっかくなので、「ひなかご膳」2,100円をオーダー!
はじめに玄米炊き込みご飯とお吸い物が供されました。
こんなにキレイで美味しそうな玄米ご飯、はじめて見ました! ひなまつりらしい、華やかな雰囲気です~
おかずを待てずにひと口・・・。これは、、、本当においしい! 玄米のぷちぷち感を残しながら柔らかく炊かれてダシが染み込んだ炊き込みご飯・・・ まいりました~
「ひなかご膳」2,100円、揃いました~ ものすごくキレイで美味しそう!
ここからは余計なコメントは控えます。どうぞ心ゆくまでお召し上がりくださいませ~
あぁ、幸せいっぱいのひなまつりランチ。。。 「佐賀城下ひなまつり」でみなさまをお待ちしております~
【佐賀e'ランチNo.062】玄米食おひさま(☆☆☆☆)
佐賀県佐賀市柳町4-3旧中村家
◎◎◎いつも応援ありがとうございます!◎◎◎
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色々楽しめる所があるので行って見たくなります。
by 旅爺さん (2012-02-29 07:00)
町をあげてのひなまつりイベント!見所いっぱいで、いいですね~☆
「ほのぼの人形」も可愛くて見入ってしまいますよね!好きな感じでウズウズします☆
「ひなかご膳」は色鮮やかで、きれ~い!春だね~☆
by 塚ぴょん (2012-02-29 08:17)
彩り鮮やかで美味しそうですね。
日本酒に合いそうってすぐ飲む方に持っていってしまいますね、すいません。
by コンブ (2012-02-29 08:28)
おはようございます^^
催し物もさることながら、建物も立派ですね~
ひなまつりランチが美味しそう。
by mimimomo (2012-02-29 08:55)
お早うございます。
「ひなかご膳」目でお相伴させて戴きました(^。^)
by yakko (2012-02-29 09:25)
いいですね〜♪
こういうの大好きです!
後のご飯も・・・メチャクチャ美味しそうです!^^
雛人形・・・私も昨日撮ってきました。
ひな祭りの日にアップ目指します!^^
by hatumi30331 (2012-02-29 10:24)
大分の日田の雛飾りもいろいろあって楽しめましたよ
by kakasisannpo (2012-02-29 10:38)
楽しいレポートでまた自分が行った気になりました。ひな祭りランチは、一品一品丁寧に作られていて綺麗でかつ美味しそう。どれもこれも、さすが日本のなせる業ですね。
by gulapa (2012-02-29 17:43)
凄く綺麗です!それぞれの小鉢から 春を感じますね!^^☆
by ゆうのすけ (2012-03-01 00:14)
玄米の炊き込みご飯は初めて見ましたが美味しそうですね。
籠の小皿たちも綺麗で、食べるのが惜しいぐらい。
佐賀県ですか~、><
by さる1号 (2012-03-01 17:45)
豪華&ヘルシーですね。。。
しかも、美しい。。。。。(*^^*)
by ゆう (2012-03-01 20:43)
なんと可愛らしくて、美味しそうで美しい。
日本のごはんは盛りつけが本当綺麗でいいですね!
by とる子 (2012-03-02 04:11)
> 旅爺さん さま
佐賀は文化的なものの見どころがたくさんあって面白いですよ。
こういうものをもっともっとみんなで楽しんで、
全国の街なかの賑わいが少しでも戻ればなぁと思います。
by かみ (2012-03-03 06:41)
> 塚ぴょん さま
塚ぴょんさまが佐賀の街を巡るとステキな写真がいっぱいになりそう!
僕は「うまそう」に撮るのしかできませんので・・・(⌒-⌒; )
by かみ (2012-03-03 06:46)
> コンブ さま
こういうお料理は、まろやかな日本酒ですね!
かわいらしくお上品な料理だと、飲みすぎないで済みそう(^-^)/
by かみ (2012-03-03 06:48)
> mimimomo さま
巨大な博物館の中を歩くのでなく、本物の建物を散策できるのが楽しいですよ。
そしてこじんまりしたお店でこんなこだわりのお料理が出るのですもの!
by かみ (2012-03-03 06:52)
> yakko さま
「ひなかご膳」、やっぱり美味しそうですね・・・
僕も何度も見返しています~( ´ ▽ ` )ノ
by かみ (2012-03-03 06:55)
> hatumi30331 さま
ひな人形拝見しましたよ!とても豪華ですね!
やっぱり女性は好きなんですかね。
こちらでも食い入るように見る女性やああでもないこうでもないと
女性同士でおしゃべりされていますよ。(^-^)/
by かみ (2012-03-03 07:00)
> kakasisannpo さま
大分、いいですね!ひさしぶりに足をのばそうかなぁ。(^O^)/
by かみ (2012-03-03 07:03)
> gulapa さま
楽しんでいただけたならとても嬉しいです!
ちょっと前まではただ「古くさい」と思われたものに価値があることを
外国で過ごされているとなおさら感じられるかもですね。
地方では街なかで育まれた文化がどんどん消失していて、
逆に、それを残すために文化的な財産にスポットライトを当てよう
という取組みが各地でさかんになっています!(^-^)/
by かみ (2012-03-03 07:10)
> ゆうのすけ さま
ひなまつりはほのかに春を感じるイベントですよね!
あ、そういえば今日はひなまつりの日ですね!( ´ ▽ ` )ノ
by かみ (2012-03-03 07:12)
> さる1号 さま
そろそろ九州まで足をのばされる時期かもですよ!
もう少し待って新緑の頃に九州をバイクで巡ったら最高でしょうね~( ´ ▽ ` )ノ
by かみ (2012-03-03 07:16)
> ゆう さま
佐賀の食事は味はもちろん器が本当にキレイですよね。
「はなかご膳」もとても印象深い一膳でした~(^-^)/
by かみ (2012-03-03 07:21)
> とる子 さま
特にこちらのお料理は、自然のものをおいしくいただくための工夫が
凝らされているので、盛り付けにもこころ配りが行き届くのでしょうね。
美しさ、おいしさ、そしておもてなしの心を感じることで
幸せ気分になるのでしょうね~( ´ ▽ ` )ノ
by かみ (2012-03-03 07:28)